2016年04月08日

2015年中のぱちんこ依存相談件数は2,967件／RSN

認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク（RSN）から「2015年ぱちんこ依存問題 電話相談事業 報告書」が発行された。


RSNでは2006年からパチンコ・パチスロ依存の問題を抱える人の相談窓口として、電話対応による相談受付を開始。2015年中の相談件数は2,967件で前年より110件減少した。



相談件数は、同事業の啓発・広報活動の取り組み状況によって、利用者の目にふれる機会が変化することから、直ちに依存問題を抱える人の増減を示すものとはならない。



相談の内容に関して、相談者が知りたい項目の内訳は次のとおり。
「借金の返済方法」＝47件（42件）、「やめ（させ）る方法」＝1,409件（1,771件）、「地域の相談先」＝175件（139件）、「家族の接し方」＝353件（322件）、「その他」＝200件（222件）
※（）内の数字は2014年時の件数。



この他、同報告書では、相談者の属性（本人か本人以外か、男性か女性か）や属性に応じた紹介先の内訳をまとめているほか、就業形態や収入形態についても聞き取った内容を報告している。この中で昨今、社会的に論議を起こした生活保護者を含む無収入の人の人数やぱちんこ以外の関連問題を抱えている人の人数なども報告している。

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